1.マッサージとストレッチで体の手入れ a. 基礎代謝を高めるマッサージ b. 基礎代謝を高めるストレッチ |
基礎代謝に影響するものを知ろう(三)
基礎代謝の悪くなる季節ってあるのでしょうか?
皆さん、覚えがあるでしょう。
冬は冷え性の人には大変辛い季節です。
体の冷えは、基礎代謝を低くし、やせにくい体質にしてしまいます。
冬になると指先が切れてしまう人も冷え性の危機が迫っているのです。自分ではわからなくても冷え性の予備軍の兆候だだそうです。
冷え性を解消する方法は、
体を温める食物や飲み物を意識的に食べるのも良い方法ですが、
マッサージにも、血流をよくし基礎代謝を良くして冷えを改善し、体を温める働きがあります。
マッサージに通うには、お金もかかるし時間もかかるのが難点ですが、。
自分で簡単にできるマッサージでも、十分に効果があります。
では基礎代謝を高めるマッサージとは
具体的にはどの部分のマッサージが必要なのでしょう。
足先の冷え。(これが冷え性で一番つらいと思います)
心臓からの栄養素がうまく行き渡らず、余分な老廃物の水分が足元周辺に滞ることが足先の冷え の原因となっています。むくみやすく
なったり、しびれたりといった症状も出てきますので、足先や足裏はしっかりとマッサージしておきましょう。
基礎代謝アップには、ふくらはぎや太もものマッサージも効果的です。
ふくらはぎや太ももは、体の中心から送られてきた血液を送り返す、ポンプの役割(第2の心臓)をしている場所です。
マッサージすることによって、血液やリンパ液の循環を促し、下半身の冷えやむくみを解消することができますね。足痩せの効果も期待できるでしょう。
さらに相乗効果をもたらすものにお風呂があります。お風呂に入っている時や入った後など、血液の循環が良くなっている時にマッサージをすると、もっと効果的です。
以上のようなことを習慣化して、冷えない体作りをしましょう。
マッサージとストレッチで体の手入れ(2)
「ストレッチング(ストレッチ)」は、筋肉や腱、靭帯などを伸ばしたり、引っ張ったりすることにより、関節可動域(関節が動く範囲)を広げるための動作です。 皆さんも実際に、運動のクラブ活動や各種競技の前後ではウォーミングアップやクーリングダウンにしっかり利用していることでしょう。
ストレッチングをすると、こりをほぐし、血行をよくしますので、身体の柔軟性を高めるほかに、筋肉の緊張をほぐしたり、という効果もあります。そのため、運動中のケガ予防にもなり、 疲労回復を早くすることにもなります。日常生活では、肩こり、腰痛予防にも用いられますので、健康維持にも役立っています。
また、ストレッチングは、特 別に用具を必要としないのが特徴で、身体のケアのために日常生活でも気楽に行なえるものだということができます。
ストレッチングの種類
「静的ストレッチング」
静止した状態で、伸ばしたい筋肉を反動つけずに、ゆっくりと筋肉を伸ばしていき、 心地よいところで少しの間(20〜30秒間)姿勢を保持して伸ばします。一般的にストレッチング(ストレッチ)と言う場合はこちらになります。
ストレッチは(a)ケガを予防する、(b)運動能力を高める、(c)疲労を回復することを目的として、運動練習前後のストレッチとして行うことが多く、全身の筋肉、靭帯、関節の機能を高めることによって運動するための準備状態を作ります。
ストレッチングの重要なポイント
・ストレッチング前に軽く運動をして体温を上げておく。
・反動をつけない。
・痛みをこらえない。
・呼吸を止めずに自然な状態で行う。
・マイペースでたびたびに行うようにすること。
ストレッチングを行う場合に、頭から近い所から遠い所へ順序良く行うのが効果的と言われています。
「動的ストレッチング」
動きの中で、関節をいろいろな方向に動かし、関節可動域を広げる種類のストレッ チングを動的ストレッチングと言います。
ランニングの場合の、腿上げやスキップ動作、股関節をまわす動きなどもこの種類に上げられます。また、エアロビクスもこの種類に入ります。
どんな状況で使うかというと、走る前などには、筋肉の温度が上がっていないということもあり、「動的ストレッチング」が適切でしょう。動きなが ら、筋肉を温め、関節を動きやすくするということで、まさにレース前にはもってこいです。
逆に走り終わった後には、身体が十分に温まっている状態と、少しずつ身体を落ち着かせるという目的も含めて、「静的ストレッチング」が好ましいといえましょう。
これ以外のストレッチングの種類
・反動を使って行なう「バリスティックストレッチング」
・二人一組で行う「パートナーストレッチング」
・緊張とリラックスを繰り返して関節可動域を広げる「PNF」があります。
ストレッチング(ストレッチ)は、ケガ予防だけではなく、ランニングを快適に行なうため の身体状態を作ってくれます。「少ししか走らないからやらなくても大丈夫!」 と考えないようにして、走る前後は必ず欠かさず行いましょう。